ファストファッションの走りとして世界展開していたForever21ですが、日本では10月末の全面撤退に向けて大幅な閉店セールが行われていると思います。1度は一世を風靡したForever21に何があったのでしょうか?

Forever21は、韓国からロサンゼルスに移住してきたドン・チャンにより 1984年に設立されました。学位も、お金もなく、少しの英語しか話せなかった彼は、900平方フィート(約84平方メートル)程の広さで始めた服屋を、$4.4億の収入を得る程の会社にまで拡大させ、アメリカンドリームを叶えた一人とも言えます。ここまで成功したシンプルな理由は、流行のデザインの服を安く販売し、それをどの店舗よりも早く実践することでした。


しかし、その勢いも近年いくつかの理由で衰退してきていました。店舗を拡大し過ぎたためにマーチャンダイザーが管理しきれなかったこと、デジタルマーケティング戦略が競合ブランドのASOSやFashion Novaと比べて十分でなかったことなどが挙げられます。また、トレンドの服を安く購入し、すぐに廃棄してしまうファストファッションの考え方への疑問、コストを抑えるために低賃金で劣悪な労働環境を強いられている生産者への懸念から、ファストファッションの業界自体も厳しい状況に直面してきています。特にForever21がターゲットにしていた若い世代は、sustainability(持続性)のある服に価値を置く人が増えてきています。


ファストファッションの代表として世界展開していたForever 21が、破産申請、店舗の大幅な閉店にまで陥った要因としては、追い付けないスピードで店舗拡大してしまったのと、時代の流れにうまく乗れなかったことのように思われます。ここから、どのように再建していくのか動向が気になるところです。

Actus staff
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