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近年、ミレ二アル世代を初め、アメリカ消費者の間ではブランドへのこだわりが無くなってきており、ブランド名がなくても、品質のいい商品を安く購入する傾向にあります。有名ブランドに対する信頼から来る需要はありますが、商品自体に愛着を持っているわけではありません。むしろ小売業者が取り扱っている、安くてクオリティーの高い商品を求める消費者が増えています。

それに伴い、新しく店舗を開く多くの小売業者は、このブランドレスの流れに乗って来ています。 2019年8月に発表されたIHL Groupのレポートによると、新しくオープンした店舗数上位に該当する小売業者のいくつかは、ディスカウント商人(特にダラーストアなどの百円ショップ)となっており、ノーブランド商品が大量に取引されていることになります。


食料品分野ではAldiを初め、Trader Joesなどのプライベートブランドが取り扱っているシンプルでナチュラル志向な商品の需要が高まってきています。また、D2Cの「ブランドレス」というオンラインショップはナチュラル志向でクオリティーの高い商品を取り扱っており、特にその強みが三ドル均一という安い価格で環境保護や健康志向などいくつかのテーマで製造された品質のいい商品であることです。

2019年8月、Targetは同社のプライベートラベル戦略の一環として、新しい飲食店ブランドであるGood&Gatherを導入しました。 「ブランドの背後にあるアイデアはシンプルに、実生活にぴったりな素晴らしい食べ物を提供することです。」と、ターゲットのCEOブライアンコーネルは、2019年第3四半期の決算報告で述べています。 Good&Gatherは、人工香料、合成着色料、人工甘味料や高果糖コーンシロップを使用していない、シンプルで高品質の材料を使用した食品を提供しています。このブランドは消費者に大好評で、Targetの強力な収益に貢献しているようです。

今までは小売業者の名の知れないブランドレスな商品は、安くクオリティーが低いと思われてしまっていましたが、消費者のブランドへの概念が変わったことで、より良いクオリティーでも安く購入できるプライベートブランドの重要性が高まりました。これにより、名の知れたブランドは更なる商品展開が必要とされ、新しいプライベートブランドは大きな成長を遂げると考えられます。

Actus staff
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