みなさん、こんにちは。代表の鈴木剛央です。

アメリカはワクチン接種が進み、いよいよコロナ禍のゴールが見えてきました。

おそらくアメリカ政府は、7月4日の独立記念日に大々的なコロナ終息宣言をしようとしているのではないでしょうか。こういうところの演出はこの国は得意ですから、きっとやると思います。映画「インディペンデンス・デイ」のワンシーンを思い浮かべちゃうのは私だけではないかと思います。(笑)

さて1年以上続いたパンデミックの中、アメリカでも大きく業績を伸ばした企業はたくさんありますが、その中から今日はあのテスラを取り上げたいと思います。

まずは、驚きの直近のデータです。

2020年アメリカ セダン売上台数

1位Toyota Camry294,348
2位Honda Civic261,225
3位Toyota Corolla237,179
4位Tesla Model 3206,500
5位Honda Accord199,458

なんとアコードを抜いてセダン年間売上4位。そしてアメリカでも一世を風靡したプリウスは、約43,000台だったらしいので、その4倍という事になります。そして2020年の7、8、9月に限って言えば、Tesla Model 3が売上台数トップとの事。

正直なところここまでテスラが売上を伸ばしているとは思っていませんでしたが、ではなぜここまで数字を伸ばす事が出来たのか?

以下は、先般参加したセミナーでの講師の方(スタンフォード大教授)の分析です。一言で言うと、「徹底的にペイン・ポイントを潰した事」だそうです。
ペイン・ポイントとは、すなわち消費者がテスラを購入しない理由ということです。

  • 購入しない理由1, 電池が持たないのでは?
    400マイル(640キロ)に。
  • 購入しない理由2, 電池切れが怖い、充電スポットは?
    Supercharger 2万以上に。
  • 購入しない理由3, 充電が遅い
    30分で300マイルに。
  • 購入しない理由4, 運転して楽しくない
    スポーツカー並みの加速に。
  • 購入しない理由5, 価格が高過ぎる
    3年リースで毎月3万5千円に。

他にも色々とあるようで、例えば、アメリカでは車を購入する場合、カーディーラーに行かなければいけませんが、これが本当にストレスなのです。多くの人達が、カーディーラーで押売りや詐欺まがいな事を体験するのですが、テスラはここも解決しました。なんとスマホからサクッとです。

このようにテスラの技術的な素晴らしさはここで言う必要もありませんが、「モノ」が大きく売れて行くためには、商品力、技術力だけでなく、消費者が買わない理由をあぶり出し、それを徹底的に潰して行くという誰でもわかっている基本的な事をきちんとやる事が大切なんだと改めて実感いたしました。

モノを作る側や、販売する立場にいると、ついつい忘れがちな事ですが、これからの時代は、消費者に直接モノを届ける時代です。

「購入しない理由を潰す。」

今の時代だからこそ改めて胸に留めておきたい言葉です。

Takeo Suzuki
Takeo Suzuki President & CEO