先月のNYタイムズ紙の発表によると、アメリカ人は2020年や2019年よりも金銭的に余裕があるだけでなく、多くの人が過去2年間は出費を抑えていました。ところが、最近発表された商務省のデータによると、商品購入の急増は目覚ましいものがある、ということです。

クリスマス商戦の売上予測

そんな消費者の購入意欲が高い中、アメリカではクリスマス商戦に入ります。ICSC(ショッピングセンター国際評議会)の調査によると、今年のクリスマス商戦の全売り上げは9,230億ドルに達すると予想しています。アメリカの消費者は、一人平均637ドルを費やす予定ということです。

調査によると、今年は成人の90%、つまり2億3,100万人がホリデー関連の買い物を予定していて、そのうちの78%が今年のホリデーシーズンは昨年と同じか、それ以上を費やす予定です。

ICSCによると、今年はショッピングシーズンが長くなり、買い物客の75%が通常よりも早く買い物を始めると予想しています。

ショッピングを早く始めている主な理由としては、
①欲しいものを確実に購入したい(45%)
②セールが早めに始まったから(42%)
③商品がクリスマス前に配達されるように(42%)
となっています。

サプライチェーンの乱れにより、商品が品薄になりがちなこと、オンラインショッピングが増えたことにより、アメリカ国内の輸送が遅れがちになっていることからと考えられます。また、ホリデーシーズンの買い物客は、今年は小売業者のオムニチャネルオプションを最大限に活用するとされていて、それによりeコマースの売上が前年比13%増加する可能性があると予測しています。それでも、引き続き、消費者の85%は実店舗での買い物もするとされています。

強力な小売支出は、COVID-19のパンデミックが続いているにもかかわらず、今年は大幅な景気回復をもたらすと予想されているアメリカの経済でした。

Keiko Matsuura
Keiko Matsuura 商品販売サポート部門ディレクター