コロナウイルスのパンデミックの影響で私たちの生活を取り巻く環境が大きく変化をしたことで、米国内で成長を伸ばしている商品カテゴリーがいくつかあります。その一つがホーム・オーガニゼーションのカテゴリーです。

2020年コロナ渦で家にいる時間が急激に増えたことにより、消費者の消費がインテリア家具やキッチン用品に向き、他の小売店が苦戦を強いられる中WayfairやBed Beth & Beyondが売上を伸ばしたのは記憶に新しいかと思います。引き続き” 家の中にお金をかける” 消費者動向が続く中、今消費者心理を集めているのが、オーガナイザーやストレージ関連の商品です。その背景には近年の米国での片づけブームも影響しているようです。

パンデミックの前より、日本でも有名な“コンマリメソッド”がアメリカで人気を得て、ミニマリズムな片付けメソッドは一部でブームとはなっていました。そこに、マキシマリズムな整理整頓術を提唱するお片付けリアリティショー”Get Organized with THE HOME EDIT”がNetflixで2020年より始まり、アメリカでのお片付けブームが加速します。特にこのTHE HOME EDITが提案する“視覚的に美しくモノを片付ける”という整理整頓術が、コロナ渦で物をストックしがちな状況下にはまったことも大きく、インフルエンサーははじめ多くの人が整理整頓をする動画をTikTokに投稿し、#restockで投稿された動画の再生数は75億回を打ち出しています。

大手小売チェーン店も投資を強化

この整理整頓ブームを背景に、各小売店もオーガナイザーやストレージ関連の商品への投資を一気に進めた様子です。今年1月になり大手小売店であるTarget、Walrmart共に、オーガナイザー商品の自社プライベートレーベルをローンチしました。またThe Container StoreもカスタムクローゼットブランドのCloset Worksを2150万ドルで買収したことを発表しています。特にWalmartはブームの火付け役でもあるThe Home Editとコラボレーションして商品展開しており、力を入れてプッシュしているようです。

追い風に乗るDTCブランド

また、オーガーナイザー商品を扱うのDTCブランドもデジタル広告を中心に見かけるようになりました。今年はD2Cブランドでもオーガーナイザー商品の拡大をさせるような動きも見れそうです。

さいごに

社会の情勢ももちろんありますが、近年のTikTokでのトレンドが小売業界に与える影響力の強さは日々加速しているように思います。各小売店もトレンドを早期に捉え、インフルエンサーやTV ショーとパートナーシップを組み、オリジナル商品や限定商品の展開を行うことに、スピード力をもって取り組んでいます。

いかに消費者を取り込み、また消費者と近い位置でコミュニケーションをとるのか。小売店にとっても、ブランドにとっても柔軟性とスピード力が問われる2022年なるのではないでしょうか。

Actus staff
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