前編:10月30日(木) 後編:11月11日(火)


「今年の昇給率は何%が妥当か?」・・・この問いに“正解”はありません。

にもかかわらず、在米日系企業の多くが「数字」から昇給や評価を決めてしまい、結果として従業員のモチベーション低下・評価運用の形骸化・離職リスクの上昇という課題を抱えています。
本シリーズでは、“アメリカの報酬構造そのもの”を理解し、昇給率や評価制度を「数字」ではなく「構造」から再設計するための実践的な知見をお届けします。
また、2部構成となっておりますが、どちらか一方の参加でも理解できる構成になっており、両方参加していただくことによって、「アメリカ的報酬の全体設計と評価の仕組み」を体系的に考えるための情報を得ることが可能となっております。

【前編|アメリカ型の報酬構造】

▶ なぜ昇給率に「正解」はないのか

  • 「3.〇%」という数字の幻想
  • 日系企業が誤解しがちな“昇給の本質”
  • 実際に見聞きする在米日系企業の典型的な誤り

▶ アメリカの給与構造と昇給の仕組み

  • 基本給と給与レンジの設計(Compensation Philosophy)
  • 正しい昇給の考え方(日本とどの様に異なるのか)
  • 市場データを誤読しないための基礎知識

▶ 基本給だけではない従業員の待遇(=Total Rewards)の全体像

  • 給与以外の報酬形態と価値
  • 求められるベネフィットの違い
  • 在米日系企業と米系企業の構造的な差

▶ 評価制度の基本構造

  • 評価結果と昇給のリンク
  • 評価制度が機能しない理由と在米日系企業が抱える問題
  • あるべき評価制度の構造モデル

【後編|実用的な評価の形】

▶ 前回の要点おさらい

  • 昇給率を“数字”ではなく“構造”で考える視点
  • 待遇は「基本給」だけではない (=Total Rewards)
  • 目指すべき評価制度の全体像

▶ 評価制度の設計と運用

  • 評価を行う目的とその効果
  • 失敗した評価制度がもたらす弊害
  • 評価手法とその選定の考え方

▶ 見落としがちな Job Description の精査

  • なぜ採用時に作成したJDは評価に使えないのか
  • JDはJob Assessment結果を「記録する」一つの手法に過ぎない
  • JDの精査とJob Architectureを基盤にした制度設計

▶ 評価面談の実務

  • 面談の構造と進め方
  • 公平性を崩すバイアスの種類と対策
  • フィードバックの伝え方と心理的安全性

📅開催概要

セミナー名SolutionPort, Inc.× Actus ~人材会社や“専門家ではない”コンサルが教えてくれない、正しい昇給率と評価の考え方
開催形式ハイブリッド
会場住所インパーソン (New York|450 Lexington Ave, 4th FL, New York, NY 10017)※オンライン (Zoom|お申し込み後にURLをお伝えします)
開催日前編:10月30日(木) 後編:11月11日(火)
開催時間両日6:00pm – 7:00pm ET ※インパーソンでは、8:00pmまでネットワーキングを開催 (先着15名)
費用無料
対象在米日系企業のマネジメント・HR関連の皆さま

皆様のご参加を心よりお待ちしております!

参加お申し込みはこちら

  (同業者並びに個人メールアカウントからのご参加はご遠慮願います)

ご相談、ご質問等はこちらまで。→ sales@actus-usa.com

🌎 こんな方におすすめです

  • 従業員との納得感ある評価・昇給を実現したいマネージャー
  • 「今年の昇給率をどう決めるべきか」迷っている方
  • 評価制度を見直したいが、どこから手をつければ良いか分からない方
  • 在米日系企業の“報酬制度の正しいあり方”を整理したい方

📚 スピーカー
小楠 仁啓 (Kimihiro Ogusu, SHRM-SCP)
SolutionPort, Inc. 代表|中央大学 特別教員